2020年10月22日 (木)

ESL-63復活と改造プロジェクト(3)

3.事件発生

この記事「ESL-63復活と改造プロジェクト」には「分解しました」「・・を外しました」などという記述がたくさん出てきますが、これは「私はこんな事をしました」という事を書いただけです。それが適切かどうかは分かりませんし、同じような事をなさって被害が発生しても、私としては何もできません。結果として、あなたの ESL-63 が粗大ゴミになっても責任は負いかねます。同じような事をなさるとしても、あくまでも【自己責任】でお願いします。

事件(1)

適当にデッドニングした状態で何年か聞いていましたが、ある日「事件」が起こりました。当時はまだ小さかった息子に空手を習わせていたのですが、ある日、ESLを空手の前げりの標的にしてくれたのです。う~ん、ESLは空手の練習用マットに似ていなくもない。保護板は外してあるので、幼児の蹴りでもひとたまりもありません。仕事から帰って、さて、音楽でも。ところが、スピーカーからは「ポッ、ポッ」という異音が出ています。調べてみると保護板(外してある)の内側にある「防塵フィルム」が破れ、エレメントの固定電極の接着が一部外れているようです。固定電極はかなり薄いプリント基板で、静電気力で振動膜の方に引っ張られる ---> 放電する ---> 静電気力が弱まり、元の位置に戻る ---> 振動膜の方へ引っ張られる、を繰り返しているようです。この時は修理に出しました。改造してあるにもかかわらず修理して貰え、感謝。修理費用も安くなかったのですが、段ボール箱なんかとっくに捨てているので空き箱を送ってもらい、修理品を入れて送る、修理されたものが入った箱が送られてくる、空き箱を返送。かなりの費用になってしまいました。でもまぁ、生き返ったので良しとしました。

事件(2)
20年くらい前(購入後10年くらい)に、アメリカに行く事にしました。アメリカ旅行ではなくて数年間滞在の予定でした。賃貸マンションは解約して、家財は倉庫業者にあずけることにしました。オーディオ機器は・・これもあずける事にしました。業者の荷扱いが心配だったのですが・・・

アメリカから帰って来て出庫したんですけど、防塵フィルムは破れ、固定電極の接着は何カ所も外れた状態でした。倉庫業者としては「通常の注意をはらった」のでしょう。実際、ESL以外の家財には損傷なし。でも、保護板を外したESLには不十分だったようです。前回のトラブルとは異なり破損したエレメントが多い。修理に出すと新品が買えるくらいの費用がかかりそうです。どうしよう。まともに考えれば「粗大ゴミ」にして新しいスピーカーを買うんですけど、QUADの音の良さが忘れられない。いくつかのスピーカーを聞いてみたんですけど、どうもねぇ。結局【自分で修理する】事にしました。失敗しても「粗大ゴミ候補」が「粗大ゴミ」になるだけだし。固定電極の接着が外れた箇所は何とかしてくっつける、防塵フィルムは張り替える。なんとかなるだろう。
まず、接着が外れた固定電極をくっつけなくてはなりません。本来ならば完全に分解して古い接着剤を取り除き、接着しなおすべきなんですが、そのためには振動膜を張り替える必要があると思われます。振動膜の張替えは大変そうなので、プラスチック枠と固定電極が接する部分に新しい接着剤を盛る事にしました。使ったのはシリコン系のもので、乾燥してもいくらかの弾力を保つというものです。

割り箸の先を小さなヘラ状に削たのもや、つまようじに少量の接着剤をつけて目標の場所に接着剤を盛りました。

固定電極は薄いプリント基板(多分、紙エポキシ)なので、かなり柔らかい。内側(振動膜側)にたわんでいるように見える部分は引っ張り出すようにしながら接着剤を付けました。固定電極のすぐ内側には振動膜があります。こいつに傷をつけないように気を付けながら・・・。かなりの時間を使いましたが、なんとかなったようです。ついでに、枠と固定電極に隙間がある部分にも接着剤を盛りました。

今回の復活、改造の作業中に分かったのですが、固定電極を取り付けるフレームと固定電極の間には隙間があります。接着する部分には隙間はないのですが(そうでなければ接着できない)、それ以外の部分には隙間があります。何故こんな構造にしたのかは不明ですが、そうなっています。で、その隙間には押し込む感じで接着剤を付けました。

何とかなったみたい。防塵フィルムなしの状態で鳴らしてみると、まともな音が出るようになりました。さて、防塵フィルムをどうするか。

次回は「4.防塵フィルム」

2020年10月10日 (土)

ESL-63復活と改造プロジェクト(2)

2.購入~初期の改造2.購入~初期の改造
【注意】この記事、「ESL-63復活と改造プロジェクト」シリーズには「分解しました」「・・を外しました」などという記述がたくさん出てきますが、これは「私はこんな事をしました」という事を書いただけです。そのような事を推奨しているわけではありません。それが適切かどうかは分かりませんし、同じような事をなさって問題が発生しても私には何もできません。結果として、あなたの ESL-63 が粗大ゴミになっても責任は負いかねます。同じような事をなさるとしても、あくまでも【自己責任】でお願いします。

購入したのは30年くらい前。購入して暫くは、そのままの(購入した時の状態)で楽しんでました。それまでのスピーカーよりは圧倒的にいい音だったので。でも、そのうち「中音にクセがある」ように思えてきました。独特の固有音があるというか、特定の音程が強く響くというか。そこで、中を覗いてみました。天板にある2本のネジを外すと天板を外す事ができます。ネットはマジックテープの堅い側みたいな突起に引っ掛けてあり、簡単に外す(というか、めくる)事ができました。前後面にパンチングメタルの保護板がありました。この保護板、金属板に沢山の穴を空けたもので、本体には両面テープで取り付けてありました。この保護版をたたくと「カ~ン」という音がします。う~む、中音の癖はこの保護版の共鳴であったか。デッドニングできればいいのですが、なんせ穴がいっぱい。これをデッドニングするのは大変だ。えい、外してしまえ。無償修理期間が終わるのを待って外しました。外すのはけっこう大変。かなり強力な両面テープなので、多少の力では外せません。保護版は曲がろうとどうなろうとかまわん。本体を壊さないように気を付けて・・・かなり力がいりましたが、外す事ができました。


【注】この保護版、構造材を兼ねているのが(後になって)分かりました。これを外してしまうと、全体の強度が保てないようです。結果として発音ユニット(「エレメント」と言うらしい)に無理な力が加わる可能性があります。スピーカーを移動するには細心の注意が必用と思われます。


さっそく聞いてみると、中音のクセが殆どない。やっぱりこいつが問題であったか。保護版を外すと、前後に2本づつ、上下をつなぐ柱が見えます。一見してアルミ製。これを叩くと「キ~ン」。本体をバラバラにしないと簡単には外せそうにないので、これはデッドニングする事にしました。当時 Fostex(だったと思う)が売っていたブチルゴム付き鉛テープを買ってきて貼り付けました。ついでに、そこらじゅうに貼り付けました。うん、この方が音がいい。この状態で楽しんでいたのですが・・・

次回は「事件発生~修理」

2020年10月 7日 (水)

ESL-63復活と改造プロジェクト(1)

1.はじめに


【注意】この記事、「ESL-63復活と改造プロジェクト」シリーズには「分解しました」「・・を外しました」などという記述がたくさん出てきますが、これは「私はこんな事をしました」という事を書いただけです。そのような事を推奨しているわけではありません。それが適切かどうかは分かりませんし、同じような事をなさって問題が発生しても私には何もできません。結果として、あなたの ESL-63 が粗大ゴミになっても責任は負いかねます。同じような事をなさるとしても、あくまでも【自己責任】でお願いします。


我が家にイギリス QUAD 社の ESL-63pro というスピーカーがあります。このスピーカー、「静電型」とか「コンデンサ型」とか言われるものです。普通のスピーカーは「ダイナミック・スピーカー」という形式で、磁石で作った磁界内にコイルを置き、そのコイルに音声信号を流し、発生した力で振動版を動かすものです。振動版が駆動されるのはコイル(ボイスコイル)が接続された円周状の線だけで、振動版全体が動くためには振動版自体が振動を伝達する必要があります。静電型はこれとは異なり、固定電極と振動板(振動膜)との間に高電圧をかけ、クーロン力によって振動膜を駆動するものです。特徴は、

・振動膜が全面駆動されるので、振動膜自体が振動を伝える必要がない。なので、振動膜は非常に薄いフィルム。軽い。

・効率が悪い(スピーカーに加えたパワーに対して、出てくる音が小さい)


スピーカーというもの、振動板が振動して空気を動かし音が出るわけですが、【振動板以外は振動すべきではない】のです。スピーカーユニットのフレームとか箱とかは振動すべきではありません。振動すべきではない物は「十分重く」作るべきなのですが、現実のスピーカーでは「十分重く」する事はできません・・・ダイナミック・スピーカーの振動板質量は小さいフルレンジで数グラム、大きなウーファーだと100g以上もあります。これに対して「十分に重い」と言える重さはトンの単位になってしまいます。重さントンのスピーカーを作るわけにはいきませんよね。作っても、家の中には置けない、扱えない・・・静電型の振動膜は軽いので、動くべきではない部分との質量比は比較的大きくできます。なので「いい音」が出るはずです。というわけで、購入しました。約30年前です。
静電型は高電圧を使用します。ESL-63の場合、5250V。古くなって絶縁状態が悪くなると【放電】が始まってしまいます。放電すると電流が流れる --> 電圧が下がる --> 放電が止まる --> 電圧が上がる --> 放電する。を繰り返してしまいます。この状態になると放電の具合によって固定電極と振動膜の間の電界が変化しノイズが出ます。ピュ~、ジュルジュル・・・ザザザ~ッ。とうてい音楽を聴く状態ではなくなってしまいます。というわけで、使わない(使えない)状態になってしまいましたが、音の良さが忘れられず捨てずにいました。
最近になって、音の良さを思い出して復活させる事にしました。修理に出せば簡単なんだけど、修理費用が高いし、改造してあります。修理屋さんが「改造されたものを、改造後の、故障前の、最良の状態」にしてくれるとは思えません。修理自体を拒否される可能性もあります・・・私が修理屋だったら拒否します・・・というわけで、自分で修理と改造したいと思っていたのですが、振動膜を張り替える必要があります。でも、振動膜に使えるフィルム(非常に薄い)とか振動膜を貼り付ける接着剤などなどが、どこで入手できるのか。・・・プラスチックの接着は難しいんです。振動膜も、それを接着すべき枠もプラスチックです。接着剤の説明書を読むと、XX(プラスチックの種類)には接着できない)などと書かれています。振動膜を接着するフレームの材質種類が分からない。振動膜の材質は?まともに接着できるまでの手間(接着剤選び)を考えると・・・うわぁ~、こりゃ大変だ。この理由で長い間「まだ捨てられていない粗大ゴミ」状態で部屋の片隅で眠っていたのです。
最近になって・・・と言っても2年くらい前・・・「ESL63リペアキット」なるものが売られているのが分かりました。調べてみると0.1ミリ単位の工作などといった「技」が必用そうな工程はなさそうです。こんないきさつで「ESL-63復活と改造プロジェクト」がスタートしました。


次回は「購入~初期の改造」

2020年2月29日 (土)

コロナウィルス対策・・・どこまでやるの??

コロナウィルス、相手が「見えない」ので対策も大変ですね。飛沫で感染とか接触感染とかいろいろ言われていますが、どうも良く分からない。

接触感染、ウィルスが付着した物を触った手で口、鼻などに触る事で感染を防ぐには・・・

昨日、冷蔵庫が壊れてしまったので・・・冷凍のカレーやスープ、お肉やお魚、全滅(v_v)・・・なので、今日はお弁当ね。買ってきました。

店頭に置かれていたので、パッケージの外側にはウィルスが付着しているかもしれないな。お箸をつけてもらいましたが、その袋の外側にもウィルスが付着しているかもしれない。などと考え始めたら、・・・お金払っておつりもらったよね、紙幣、硬貨の表面は・・・きりがありませんね。手を洗ってからお弁当やお箸の外側をアルコールをスプレーしたティッシュで拭って・・・でも、左手でパッケージを持って右手にティッシュを持って、なので左手にウィルスが付着したかもしれない・・・となると、左手でパッケージ、右手にティッシュを持って拭き浄めてテーブルに置いて。。。待て待て、テーブルの表面は大丈夫か? 外側にウィルスが付着しているかも知れないお弁当を置いたぞ。レジ袋の持つ部分に付着していたら・・・手を洗ってからテーブルまで運んだぞ。レジ袋の外側は安全なのか

キリがない。え~い。大丈夫という事にして「いただきます」

今回のウィルス、我々よりもずっと慎重だろうと思える医師や看護師が感染している。完全に防御は無理だろうなぁ。【普通に】注意するしかないみたいですね。皆さまはどのようにされていますか

2020年2月14日 (金)

今年の会陽は中止すべきだ

ずいぶん久しぶりの書込みですが・・・こんな内容なのは残念。

岡山市西大寺の観音院では毎年2月に「会陽」が行われます。日本3大奇祭として知られる裸祭りです。この祭り、参加者にコロナウイルス保菌者がいると、一気に感染を拡大する可能性があると言わざるを得ません。今年は中止すべきでしょう。

主催者のTelしhたのですが、今のところ「中止」という情報はないようです。祭りまであと23時間ほどあります。今なら中止できます。まだ間に合います。

2019年1月19日 (土)

茶釜をIHヒーターにかけてみました。うまくいった。

久しぶりの書込みです・・・あけましておめでとうございます・・・もう19日だけど。

今年も茶道部OB会に行きました。名目は「初釜」なんですが、実際のところは
お昼に集まって昼食会(1杯やる)。それから茶を点てて遊ぶ。夕刻から「二次会」と称して一杯やる。なぁんだ、飲み会じゃないの・・・そのとおりなんですが・・・

釜に湯を入れて炉に釜をかけるんですけど、熱源が電熱器で火力が弱い。釜が冷えているので湯が冷めてしまう。以前は炭だったので、ちゃんと湯が煮えたんですけどねぇ。これでは「ぬる~い」茶(おいしくない)しかできません。

今年は一計を案じてIHヒーターを持って行きました。茶釜は鉄製なんで(多分)温まるだろう。「多分」というのは、IHヒーターの取扱説明書によると鍋の形状によっては使えない場合があるからです。使えなかったら・・・その時は「ぬる~い」お茶で我慢する事にして、やってみました。


釜に湯を入れてIHにかけてスイッチON。「急速加熱」なんてのもあったんですが、火力「中」(900Wくらい)でやってみました。安全装置が働いてOFFになる事もなく、湯が煮えました。今年は「熱い」湯で茶を点てる事ができました。よかった、よかった。

会場は茶室があって、食事もできる(お望みならば宿泊もできる京都の○○を借りたんですが

Aさん:このIH、持って帰るの? ここの備品にしてもらえば?
私:そりゃ持って帰るよ。
Aさん:そう、じゃ来年からも毎年持ってきてね。
私:え~、オレ、持ってくるの
Aさん:どうせ運ぶのは電車やバスでしょ
私:・・・歩く間は私が運ぶんですけど・・・まっ、いいか

やってみようと思う方へ

釜の形状によっては、使えない場合があると思えます。スイッチを入れたら、いつでもOFFできるように見張っていて下さい。何らかの異常を感じたら、即電源オフ。IHヒーターの設計者は「茶釜が乗せられる」事は想定していないでしょうから。

以上

2018年12月26日 (水)

自動車買ったぞ、わ~いわ~い

ずいぶん久しぶりの投稿です。実は「Reclib データベース」の第2版を作っているんですが、その方が(ブログを書くよりも)面白くて・・・

現用車がボロボロになったので、新しいのを買いました。「走る、曲がる、止まる」は(今のところ)問題ないんですけど、パワーウインド、運転席以外の窓は動かない、・・・よくぞ窓が閉まった状態で壊れて下さいました。感謝・・・オーディオ、ラジオ以外動かん。その他、問題いろいろ。いつ動かなくなっても不思議ではない。なので、買い換えました。

買ったのはスズキ・スイフトXL、5MT、新古車。走行距離2500kmほど。

一カ所を除いて「いい車」だと思います。パワー、トルクは(日常的な使い方では)十分だし、燃費はいいし。かなり条件が悪い時(ウチの駐車場から、まともな道に出るまで。平均 10km/h 以下)でも 10km/L くらい走ります。近くのスーパーへお買い物、15km/L 以上。ウソだろ、前の車の最高燃費に近いぞ。下津井の「時の回廊」へ行ったら 21km/L 以上。いいねぇ。

なんだけどね、新しいのを買って「わ~いわ~い」なんですけどね・・・

パワーステアリングのフィーリングが最悪・・・訂正、もっとフィーリングの悪い車に乗った事があるので「最悪」は取り消し、「パワーステアリングのフィーリングが良くない」に訂正ね。
(注)スイフトのパワステは、国産コンパクトカーの中では良い方だと思います。○社の×なんか、私の基準では「論外」なんで・・。

何が気に入らないかというと、路面からのフィードバックが全く無いといっていいほど希薄なこと。
ハンドルを切ってタイヤが直進状態から左右に曲がっていると、その角度に応じた反力が発生するのですが、それが殆ど伝わってこない。真っすぐ走っている時、外乱(路面の凹凸など)で前輪が左右にふれた時、その感覚がハンドルに伝わってこないんです。目で見て狙った進路から外れていると認識してから、修正しようとしてハンドルを回すんですが、その時に感じるのは「タイヤの反力」ではなくて「パワステのフリクション」なんですね。ハンドルを回しても、それはフリクションと「操舵力センサー(トーションバー)」に喰われるようで、車が反応しません。なので、もっとハンドルを回すと・・・操舵力センサーが反応してパワステが働くと急にハンドルが軽くなる。結果、ハンドルを切り過ぎる。というわけで、真っすぐ走るのが難しい。
(注)車線から逸脱するとかといった話ではなくて、狙ったラインからンcmずれるといったレベルです。
感覚的には、20cm以内にコントロールするのは難しいかな・・といった所です。でもね、そういう運転をしていた者にとっては、怖いんですよ、これが。車が思い通りに動かないんですから。

同じ事がコーナリング中いも起こります。舵角一定で曲がれるコーナーは殆どないわけで、コーナリング中に切り足したり、戻したりするわけですが、切り過ぎたり戻し過ぎたりしてしまいます。結果、ラインはめちゃくちゃ。怖い。これだったら「重ステの方が・・・」

そんなわけで、まずは「重ステ(パワステなし)」にできないか・・・を試しました。
パワステ制御と思われるフューズを外してみました。ハンドルはやたらに重い。【重ステ」でも、こんなには重くない。オレ、プロレスラーじゃないぞ。どうやら、パワステモーターが「今の位置を保持する」ように働いているようです。駐車場内で何メートルか動かしただけで元に戻しました。

次に、パワステモーターのフューズを外してみました。制御部分のフューズを外した時とは異なり、ハンドル重いながらも操作できましたが、ハンドル外周10cm程度ごとに、カクン、カクンという感じで、重さに段差がありました。何がこんな段差を作りだしているのか不明ですが、いずれにしても、まともに運転できる状態ではない。今度も、駐車場内で何メートルか動かしただけで元に戻しました。やれやれ。

パワステモーター部分のギアボックスからウォームを外せば、めでたく「重ステ」になるように思えますが、狙いどうりに「重ステ」になるかどうかは、やってみないと、ですし、だいたい、ステアリングなんかトーシローがいじるもんじゃない。まともな整備士だったら、そんな改造は引き受けない。なので、重ステ化は断念。

電動パワステとか重ステとかをキーにネットの情報を漁っていると「そのうちギアがなじんで、フィーリングが良くなる」なんて記事がありました。なに、「そのうちギアがなじむ」だって??ならば、ハンドルをいっぱい切るコースを走らなくては・・・で、ワインディング(招き猫)走ってきました。納車当初よりは良くなった感じです。これ、ギアがなじんだのか、私が慣れたのか・・・

う~ん、あとン十万円がんばって、○社の○車(ヨーロッパ車)を買った方が・・・やや後悔・・・

ススキスイフトをサカナにしましたが、私のような「古典的な走り屋」以外は、あまり問題にしないと思います。
私が気に入るような味付けをすると、「路面からのキックバックが強い」とか「轍でハンドルを取られる」とかのクレームが来ると思うので、メーカーとしても難しい所でしょう。でもね、ドイツの○社とかイタリヤの○社、フランスの○社なんかは、うまい妥協点を見つけているので、国内メーカーにも頑張ってほしいなぁ。

2018年9月 7日 (金)

罪のない者を罰するべきではない

元モーニング娘の吉澤ひとみ容疑者(33)が酒気帯び運転でひき逃げして逮捕されそうだ。彼女が出演したドラマは放送中止。私は「酒気帯び運転でひき逃げ」を弁護するつもりは全くないけど、ドラマの放送中止は「なんで?」なのです。理由は、そのドラマを楽しみにしている人たちがいるはずで、その人たちの楽しみを奪うべきではないと思うからです。
ナントカという歌手が覚醒剤だか麻薬だかで捕まった時は、CDが廃盤になって店頭から回収されたし、カントカという物書きが逮捕された時は著作が絶版になり本が回収された。

悪事を働いた本人がペナルティーを受けるのは当然ですが、その歌を聞きたい人が聞けなくなったり、作品を読みたい人が読めなくなったりするのは納得できない。その人たちには罪はないからです。

今や古典と言われる芸術家にも「とんでもない奴」がいて、大酒飲んでトラブルを起こしまくった奴とか、問題行動いっぱいの奴、なかには人殺しをやった奴とかがいるんですが、そういった人たちの作品は今でも読んだり聞いたりする事ができるのです。
作品には罪はないし、それを鑑賞する人にも罪はないんです。それなのに、作品を抹殺するような事をやるのは納得できない。

今回のドラマ放送中止は「当然」という意見が大多数のようですが、それでは「罪のない第三者」(視聴者)を罰する事になりませんか?
「ドラマを見る権利」「歌を聴く権利」「本を読む権利」を奪うのは、罪のない者は罰する事になります。そのような事はすべきではないと思いますが、いかに。

2018年8月 7日 (火)

32℃だと涼しい?

連日の猛暑のおかげで、32℃だと「涼しい」と感じるようになってしまいました。十分暑いはずなのにね。TVでは、しつこく「エアコンを使え、28℃以下に」とか言っていますが、温度感覚がヘンになって、ヤバい暑さの中で長時間過ごす---->熱中症の危険がある、という事なんでしょうかね。

ところで、先日書いた「クルマの中での熱中症」なんですが、エアコンの直撃を避けるように調節したら「暑い」とは感じるのですが、気分が悪くなったりはしなくなりました。
暑い時は「暑い」と感じる方がいいみたいです・・・体が暑さ対策をする(汗を多くかくとか)からかなぁ。いずれにしても、暑いのに無理やり暑いと感じないようにするのは止めた方がよさそうです。

2018年8月 5日 (日)

F1ネタ、レッドブル・ホンダ2019

フランツ・トスト(トロ・ロッソの親分)が、「来年レッドブル・ホンダは優勝できる」とコメントしたそうです。私の見解では、優勝できるどころか、常勝になる可能がありそうに思えます。まぁ「常勝」は難しいとしても、「優勝候補の一角」にはなれるのではないかな。

HONDA が復帰した 2015 年から 2016 年までのエンジンは TJI ではなかった。なぜ TJI にしなかったのかは分かりませんが、その時の HONDA は「その程度」だったようです。TJI にしないと勝ち目はない、と気づいたのは、多分、2015 年のシーズン中。・・・気づくの、遅いんだよ・・・
なので、TJI に手を付けたのは 2015 年後半~2016 年くらいではないかな。
今年のパワーユニットは、 HONDA よりも早く TJI に手を付けたルノーと同等程度。HONDA の方が向上のスピードが速い。レッドブルが評価したのは、このあたりではないかな・・・と思っています。

メルセデス、フェラーリのレベルまでもうちょっと。(この「ちょっと」が大変なんだけどね)

というわけで、来年はトップ争いに加わる事ができそうに思えますが、いかが。
気になるのは、宗一郎さんが健在だった頃の、ある意味「キチガイじみた」スピリットが今もあるか・・・なんですが・・・