« なんと、リンク切れ | メイン | ジジ様、インフルエンザにかかる »

2018年3月23日 (金)

十五少年漂流記

なんでもいいから、たくさん書きますね・・・とか書いたのは覚えていますが、久しぶりの書込みです。

ジジ様(私の父、要介護)が体調を崩していたこともあって、やたら忙しかったのです。正確には、大して「忙しく」はなかったのですが、心の余裕がなかったのです。(v_v)

さて、「お片付け」をしていたら、「十五少年漂流記」が見つかりました。小学上級向け、2002年刷。子供が小さい時に買ったに違いない・・・それ以外に買う理由がない・・・

そ~か。こんなん、買ったんだ。読んでみると、けっこうおもしろい。でも、気になる記述がありました。

フレンチ・デン(少年たちが過ごした洞穴)に着いた時、「すごいご馳走だった。メニュー・・・それにシェリー酒までついている」・・・シェリー酒って、ワインの一種ですよね。で、この小説は「十五少年漂流記」だよね。登場人物の紹介の部分では、最年長でも14才となっている。これが書かれた当時(1888年)のヨーロッパでは、この年齢の子供たちがワインを飲むのが普通の事だったのかしら。

こんな記述もありました。「大きな野がん4羽と、しぎだちょうをたくさんしとめた」どう読んでも、鉄砲で仕留めた事になる。この時代のヨーロッパでは、子供が鉄砲を撃つのは普通の事だったのかしら。

そういえば、アメリカのボーイスカウト(タイガーカブ、小学校低学年)の装備品には「ナイフ」があったし、キャンプのメニューには「射撃」(エアガン)があったなぁ。こういうの、カルチャーが違う・・とか言うのかしら。

彼ら(十五少年)は、今の日本の中学生には出来そうもない事をいっぱいやっているんですね。まぁ、「小説」だし、当時のヨーロッパの中学生たちが「普通に」できた事かどうかは分かりませんが・・・ごく普通の事だと、この種の小説にできない・・・

私が中学生の頃を考えると・・・ワインはともかく、鉄砲は扱えないし、ナイフも「図画工作」以外では使った事がない。「野生のセロリ」なんて知らないし・・・無人島に流されたら、多分、飢え死にだろうなぁ。

というわけで、結構、いろいろ考えてしまいました。面白かった・・・

読み返してみると、結構「都合のいい」お話ですね。船が暗礁にぶつかって壊れる心配をしていたら、大波が来て砂浜に打ち上げられたとか、船の解体にてこずっていたら、嵐がきて船がバラバラになったとか、冬ごもりできる場所を探していたら「フレンチ・デン」が見つかるとか、ほら穴を拡げようとしたら、隣接するほら穴が見つかるとか・・・でないと、「お話」にならないか・・・

コメント

コメントを投稿