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2022年1月19日 (水)

ESL-63復活と改造プロジェクト(12)

長らく止まっていた「ESL-63復活と改造プロジェクト」ですが、どうにか作業ができそうな状態になりました。DBいじりの方が面白い以外に「仕上がりの姿」が見えなくなってしまったからです。どういう事かと言うと

・発音エレメントは強固なフレームに固定する。

・フレームは外筐に「ゆるく」固定する。

のは変わっていないのですが、その構造をどうするか。が問題だったのです。考えているうちに、どんどん複雑になってしまいました。で、一旦リセット。考え直していたら、逆にどんどん単純な構造になってきました。単純になるのは方向性が正しい場合が多いんですよね。

それをベースに「お絵描き」(図面を書くこと)をやっています。ラフではあるけど、縮尺を決めて絵をかいています。何とかいけそう。

改造案にいくつか追加しました。

・エレメントのプラスチック枠に固定電極(紙エポキシ基板)を接着するのですが、これが剥がれると放電が始まってしまいます。オリジナルが放電を始めたのも、コレが原因と思われます。そこでプラスチック枠と固定電極の穴を細い糸で縛り付けようかと思っています。

・固定電極に鉛シート(0.3ミリ厚)を貼り付ける。もちろん音が通る穴を開けなくてはなりませんが、薄い鉛シートなので簡単に開ける事ができます。問題は数が多い事(数万カ所)。やれやれ。でも、やる予定です。と言うのは、

以前プラ枠の高音域での共振音を消そうとして油粘土でデッドニングした時、高音域のクセがとれると同時に低音域がぐっと良くなったからです。枠が重くなった、振動膜と固定電極、枠の質量比が大きくなったからでしょう。ならば、固定電極自体も重くしてやれ。固定電極のデッドニングにもなるしね。

振動膜の厚さは不明ですが、10ミクロンと仮定して、固定電極の厚さは0.5ミリ。比重が同じならば質量比は50倍程度。これに0.3ミリ圧の鉛(比重11くらい)を貼れば質量比は400程度になります。期待できそう。

・ついでに、プラ枠のデッドニング材は鉛シートに変更。

それにしても・・・当面の作業はプラ枠の古い接着剤落しと固定電極の洗浄。長く面白くない作業になりそうです。

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